今日は、乱読会でした。
その前に、授業でドクターの先輩の研究史整理の報告を聞きましたが、
日本史と西洋史では、立場というか、思考の仕方というか
いろいろと違いがあるんだなぁ、ということを漠然と考えました。
それから、やはりフランス流の問いの学問としての歴史学は健在でした。
今回の乱読会は、岩波講座日本歴史の最終巻より、
マルクス主義と国民国家論が主要テーマです。
いろいろな議論をしましたが、世の中には天才がいるんだなということを改めて感じました。笑
とりあえず、戸辺論文を読んでの所感は、史学史的観点からの研究史整理の必要性を強く感じました。研究は世代や時代からの規定性を強く受けます。
その意味で、世代経験に注目して、研究史整理をする必要性を改めて感じました。
今西論文は、いろいろと難しかったのですが、解放装置としての国家が抑圧装置に転化しうる怖さを明確に感じました。
国家、国民という概念は、外から形作られるものです。
もう一度、ハンナアーレントをきちんと読みたいと思いました。
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