後輩たちのそつろん報告会でした。
今年は、うちの院に合格したやつがいるので、実質的には彼のそつろんを聞きに行ったわけです。
というより、うちは教育学部の「日本史研究室」なので、そもそも日本史の先生が一人しかいないという(研究を志すものにとっては)絶望的状況。ま、研究者志望のやつなんでめったに入ってこないから、基本的には不自由しないんですけどね。学生は。
たいへんなのは、先生の方です。
うちの学部時代の指導教授の専門は日本古代史における天皇即位儀礼についての史的転回過程の研究でございます。
そう、僕は日本中世史の室町時代政治史を専門としていたのでかけらも被らないわけです。
自分の専門以外の時代をやろうとしている人に「指導」するなんて、この世界じゃ恐ろしい事なんです。ええ、学校の勉強とは少し毛色が異なりますから。
とまあ、毎年毎年頭を抱えている先生なのですが、今年のゼミ生は、古代三人、中世二人という編成です。
中世の二人はともかくとして、古代が三人いて前よりは指導しやすかったんじゃないでしょうか、と思いきやそんなに甘くなかったようで。
そつろん報告会を聞いてて、せんせいの苦悩がありありと浮かんできました。いや、これ以上は。。。
とりあえず、滞りなく報告会は終了し、その後、懇親会と称するOB・OGから金をむさぼり取っての飲み会がスタートしました。
いや、社会人の人はいいですけどね、わたし、とりあえずまだ学生なんすよ、飲み会の単価まじ高くないっすか、という疑問を抱えつつ、まあ楽しく飲みました。
久しぶりにせんせいとも話せたので、よかったとします。
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