本日は歴研中世史部会9月例会でした。
報告は「室町期における在京武士の洛中土地支配構造とその展開」という題目で、自分の関心に近いこともあり、非常に勉強になりました。
私個人の雑感として。
数百年分の蓄積を誇る貴族社会が、その生活の基盤としてきた京都(洛中)という土地の特殊性は、なにに象徴されるのか。もともと他所者であった武士たちが洛中をその日常の基盤としたことによる貴族社会への影響はどのようなものであったか。
問題関心はいろいろあるものの、地に足がつかないような問いであることは否めません。また、史料を読んでいても、面白いと思えるものばかりで、体系的な蒐集には至っておりません。なかなか苦しい時期なのでしょうか?
いえ、もうちょっとがむしゃらになってみよう。
そんなことを報告を聞いて考えておりました。
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