高速バスに揺られること6時間ほど。
ようやく京都につきました。

いつぶりの京都でしょうか、何度訪れても廻りきらない寺社があり。。。
合計すれば15回ほどでしょうか、京都に行くのは。
しかしながら、今回はゆっくり寺社巡りをしている暇がありませんで。

朝の9時30分から京都大学吉田キャンパスで中世史部会の報告がはじまります。
今回の中世史部会の報告は、馬部隆弘氏「戦国期畿内政治史と細川権力の展開」でございました。続いて古代史部会の報告もあり(日本史研究会大会は「共同報告」という形で中世・古代続いて報告・討論がなされる)、末松剛氏「10~11世紀における饗宴儀礼の展開」と、関連報告として、今正秀氏「摂関政治史研究の視角」がありました。

馬部報告は、未だ研究の遅れている畿内政治史の包括的位置付けを、細川権力の展開と絡めながら論じている精力的なものでありました。戦国期畿内の様相を連続的視点で捉えたのは今谷明氏が始めであって、その後研究の深化とともに具体的権力体の解明は進んだものの、今谷氏が導入した連続的視野に関しては深められていないそうです。難しかったです(笑)
古代史のほうは、末松氏・今氏ともに任大臣大饗をひとつの素材として、「饗」と「宴」の問題、「節会」への展開を議論の出発点となし、ひいては摂関政治史研究における儀礼文化研究の有効性について論じられておりました。これも難しかったです。

いやぁ。大会報告を聞きに来た甲斐がありましたね。大変に勉強になりました。

お昼休みに、京大の隣に吉田神社があったので参詣してきました。ゼミで『吉田家日次記』を読んでいるので、なんとタイムリーな(笑)
しかも、本日は吉田祭なんだとか。

古代史部会にも顔を出していたので、学部時代の指導教授に会うこともできました。せっかくなので、夜行バスを待っている間、京都駅にてプチ懇親会を楽しみました(笑)
現在の私があるのは、この学部時代の指導教授のおかげであるといっても過言ではないでしょう。史料の読みから研究に対する姿勢、人間としての在り方など、口には出せない様々のことを学ばせてもらった恩師であります。こういうつながりは絶対になくしてはならない。そうに思わせていただいた夜でした。

明日の早朝には、秋葉原駅につきます(笑)
まったく、ベットで早く寝たいですな。。。

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